発達障害一人暮らし奮闘記

発達障害(おまけに精神障害)診断済みの23歳女が1人でどうにか生きていく記録です。

【どんな制度?】実際に自立支援制度を使ってみて【主治医にどう伝える?】

自立支援制度って何?

自立支援制度とは、『心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度』です。(厚生労働省のHPより)

 

簡単に言うと、精神障害等を持っている人の医療費を一部国が負担してくれる制度です。これは、障害年金障碍者手帳などとは全く別物の制度になります。

 

自立支援制度自体を知りたい方のために、以下、参考URLを貼っておきます。

自立支援医療制度の概要 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

自立支援医療(精神通院医療)ってどんな制度?自己負担額や具体的な申請方法、更新についてまとめて解説します | LITALICO仕事ナビ (snabi.jp)

 

 

実際に自立支援制度を使ってみて

①私が初めて自立支援制度を使った時

 

高校一年生の時だったので、おそらく○歳の時。町中にあるようなクリニックで転院を繰り返していたのですが、やがて症状が悪化したため、精神科(単科)へ入院しました。

 

そこを退院し、通院という形で治療を受けていく時に、この自立支援制度を医師から聞いたわけです。と言っても、私ではなくて親が説明されたようですが。

 

ぶっちゃけ、「もっと早く知っていれば!」「もっと短い期間でも使えていたらなあ…」という気持ちもなくはないですが、本当に苦しんでいる人を救うための制度なので、そこはあまりツッコめないです。私も、もしかしたら、途中で回復してたかもしれないわけですし。

 

②私が2回目の自立支援制度を使った時

 

通院治療が終了してからは、めっきり精神科とは縁が無かった私。しばらくして、また体調が悪化したので、今度は両親に内緒で精神科クリニックへと通い出しました。

 

ぶっちゃけ保険証を使って通院している時点でバレていてもおかしくなかったのですが、「少しでもバレるのを防ぎたい」「自立支援制度を申請すると、郵便物で親にバレるんじゃないか」という思いから、自立支援制度は申請しませんでした。

 

あとは、主治医がめちゃめちゃ怖かったので、「君はそんな制度を使えるほど苦しんでないよ!」と一刀両断されたら、自分のメンタルが死にそうだな…という危惧もありました。

 

ただ、そう簡単に障害が軽くなる訳もなく、大学生のアルバイトにとっては治療代も非常に高く…。結局、最後は両親に泣いてお願いして、通院と自立支援制度を認めてもらいました。

 

先程書いたように、この時の主治医はめちゃめちゃ怖かったのですが、「あの…自立支援制度って、私、使えますか」と聞くと「はい。使えますよ。じゃあ診断書出しますね」と冷静に対応してくれました。私の心配し過ぎだったか…。

 

 

③自立支援制度の更新に行った時

 

結局、大学二年生の秋くらいからずっと自立支援制度を使っているのですが、引っ越しの際の更新が大変でした。

 

引っ越して自立支援の手帳を更新する際は、市役所で、前に使っていた手帳や病院・薬局の情報が必要になります。あと、前に入っていたのが健保か?的な質問も受けました。すみません、私は健保とか社保とかそういうことをキレイさっぱり理解しておりません。

 

ぶっちゃけですね、私は全てわからず裸の状態で窓口に行き、「ちょっとわかりません」「それ何ですか」「持ってません」を繰り返しました。その結果、「うわぁ…この人マジもんだ…」的な視線(私が感じるに)を浴び、窓口の人の仕事を増やしてしまった感満載でしたので、更新や引っ越しをされる場合は、是非前の手帳と病院・薬局の情報等を持っていくことをおススメします。

 

この時の主治医(=今の主治医)は、無表情淡々フラットマシーンみたいな先生でしたが、手帳を申請したいと言った際、「はい。使えますよ。じゃあ診断書出しますね」という対応でした。ま、前の先生と一緒だ…。私がビビっていただけで、条件が満たされていれば、ここで手こずることはあまり無いのかもしれません。

 

こうして手に入れた自立支援手帳、超役立ってます

負担、三割が一割になるのは、デカい。デカすぎる。

しかも、低所得の場合は月額○○円までしか診察代・薬代・カウンセリング代等がかからないという制度なのです。私ももれなく薄給なので、非常に助かっています。これがなかったら、結構生活が厳しいです。

 

という訳で、皆さんも経済的に苦しい時は是非、自立支援制度を使ってみてください。