私がこの世で忌み嫌うもの。第一が飲み会。そして第二が京都言葉である。
「どすえ」とか「してはる」は、別に良い。むしろ好きだ。関ジャニ∞の丸山さんが使う京都弁、めちゃめちゃ萌える。
要するに、「遠回しの表現」「まわりくどい言い回し」が苦手なんですよね。いわゆる「ぶぶ漬けでもどう?(=そろそろ帰れ)」みたいな表現、とことん嫌いです。
なぜなら、わからないから。
自閉症スペクトラム、よく曖昧な表現が苦手と言われます。私も本当に曖昧な表現が苦手。なんなら、代名詞がわからない。「そこについては…」「あっちにあるよ」なんて皆普通に会話するけど、「そこ」がわからない。「あっち」がわからないんです。
仕事なら普通に「そこってどこですか?」「あっちって戸棚の上で合ってますか?」と聞いてしまうのだけれど、相手の指し示しているものがわからないという状況、結構地味にキツい。上司は私にストレスを感じていると思う。なんせ、部下が「それはAということですか?それともBということですか?」っていちいち質問してくるんだもん。本当にいつも申し訳ないです、to上司。
代名詞のレベルでこのザマだから、「ぶぶ漬けでもどう?」なんてもう、敵わないんですよ。外国の文化並みにわからない。
食事の誘いとかも苦手。「すうさんも行きませんか?」「すうさんも行きます?」と声を掛けられる時、大いに迷う。「行きませんか(行きませんか?)」なのか、「行きませんか(そんなに来てほしくないけど空気的に一応誘ってみました!)」なのか、わからないからだ。
いっそのこと、「あなたと仲良くなりたいので食事しませんか?」とか、「空気的に一応言っときますけど、すうさんも来ますか?」と、明確にわかりやすく伝えてほしい!…って、そんな会話してちゃさすがに変ですね。
曖昧な部分、グレーな部分、表か裏かわからない部分。みんなそこをクンクン嗅ぎ分けながら社会的な行動を取っている気がするけれど、私は嗅覚が鈍くて、「◯◯ってことですか?」とストレートに聞いてしまう。もしくは嗅ぎ分けたフリをして適当に対応し、ストレスを溜めてしまう。
ああ、言葉よ、日本語よ。あなたはなんて難解で深みのあるものでしょう。とりあえず代表格の京都言葉に向けて、私はあなたのアンチです!
(京都を愛する方々に全力で土下座しながら)